CWU45/P “CWU45P”― 1973年、“Gー1”の流れを継ぐものとして(正確にはWEPジャケットの後継) 海軍航空隊のインターミディエイト(中間域気温向け)用ジャケットとして開発採用されました 。 ’76年には空軍にも採用され、有名なMA−1に取って代わります。空軍・海軍航空隊共通の 戦闘機用フライトジャケットは、米軍史上これが初めてのものでありました。 正規品にはデユポン社製・耐燃性アラミド繊維(商品名NOMEX)が使用され、それまでのナイロン 製ジャケットの“燃えやすい”という唯一の弱点を解消しました。 残念ながら、民生品には ノーメックスの使用は許されておりません。 ファーストタイプにはG−1同様にアクションプリーツがありましたが、狭いコクピットでは、 ひっかかりやすい等の不都合があったのか、後期型にはプリーツがありません。これと同型で CWU36Pがありますが、これは中綿が無くライトゾーン用(低空用)となっているみたいです。 G−1に比べると格段に軽く、その割には結構暖かいので、厳寒期以外は重宝します。 G−1と同じくジッパーの下には風除け前フラップも付いていますが、ハンド・ウォーマー と内ポケットが無いのがチョット不満かな・・・ (初期型にはベルクロ脱着式の内ポケットがあり、オレンジ色のエマージェンシー布が入っていたそうです) |
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