12月18日   G−1

  

革ジャン、昔から好きでした。

これは、ここ15年以上も愛用している山羊皮のG1ジャケット。
アメリカ海軍航空隊の極東用・インター・ミディエイト(中間域気温向け)
フライト・ジャケットです。

低気温下の上空を長時間飛ぶ兵士の為に、1920年代頃から開発され、改良に改良を
重ねて、1950年代に“Gー1”と呼ばれるものになりました。現在は、より軽量で
燃えにくいアラミド繊維製のジャケットが主流に取って代わりましたが、士官以上に
限っては、今でもこれの着用が許されているのだそうです。アクション・プリーツが肩
から脇にかけて入っているので、他のタイプと比べても、大変動きやすくて大好きな
一着です。

バックには皮製の台湾の国旗が縫い付けられて、“アメリカが軍民一体となって救援する”
という意味合いの漢文が書かれています。当時日本の統治下にあった台湾の解放運動を
アメリカが支援した頃のもののレプリカです。

ジムニーで畑に吹っ飛んだ時の擦れ傷とか、想い出の傷、汚れは一杯ありますし、右腕
の“Remember Pearl Harbor”のワッペンにも少し後ろめたさは感じますけども、
長年着込んできましたので、愛着があって、なかなか卒業できません。

もうそろそろ派手過ぎて、どうなのかな(?)、とも思いますが(80歳位でまた着たらイイかも
しれない
)、恥を跳ね返しながら、気合で着ています。傍見では今でも充分“変なオッサン”
に映っているのでしょうけど、果たしてあと何年着れるでしょうか(笑)? Alphaの
軍パンと合わせるとなかなかこれが相性バッチリなです

ナイロン製では、MA−1も好きですが、バイクに乗りますので、基本的に襟を立てら
れるCWU45Pの方をよく着ます。やっぱり、海軍仕様好みなのかも。
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