3月26日   MA-1

  

MA-1・FJK(フライトジャケット)。

1950年代初頭、B15-Dから毛皮の襟を取り払ってニット襟にしたB15-D・MOD(
ディファイド
)を原型に、インターミディエイト(中間域気温向け・−10℃〜+10℃)用ジャ
ケットとして作られました。1976年に、不燃性のアラミド繊維を使用したCWU45/P
に取って代わられるまで、長きに渡ってアメリカ空軍のパイロット達に愛用され続け
たフライトジャケットです。丁度ヴェトナム戦争のとき、当時の主力戦闘機だったF-4
ファントムのパイロット達が着用していたのがこのジャケットでした(あまりにも人気があ
ったモデルであった為、その後も非パイロット用ジャケットとして残されました
)。


3月に入り、下界の方でチラホラと、どこそこの桜が開花しましたと“桜の開花情報”が
飛び始め出して、そんなには襟元も寒くなくなってくると、お気に入りのCWU−45Pに
替わり、こちらの出番が増えたりします。

右上腕部には“鬼ちゃんワッペン”、ウチの鬼丸そっくりのワン公がボクシンググローブ
をはめてファイティングポーズをとっています。毛色の配色といい、逞しい足といい、
ホント鬼丸そっくりなのですが、決して峠窯オリジナルという訳ではありません(笑)。
アラスカ・エルメンドルフに基地を持つ ― アメリカ空軍・第90戦闘飛行隊(湾岸
戦争のとき一番大活躍をした部隊です
)のレッキとしたチームマスコットなのだそうです。
裏地がMA-1(後期型の)特有のレスキューカラーのオレンジ色ではないのは、これが
パイロット用ではなくて、非戦闘員・グラウンドクルーモデルのため!

世界で最も有名なフライトジャケットと言ってもいいMA-1ですが、実はコレ、意外と
一番着こなしが難しいジャケットかもしれないナァー、と常々思っている私です。


   ※今日の中国語
行衣(フェイシン↑イー フライトジャケット
机(フェイジィ 飛行機
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